bookmemo2017’s blog

読んだ本の記録

★-LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 100年時代の人生戦略(リンダ・グラットン, アンドリュー・スコット )

★おすすめの本です。

 

 

誰もが100年生きうる時代をどう生き抜くか。働き方、学び方、結婚、子育て、人生のすべてが変わる。目前に迫る長寿社会を楽しむバイブル。世界で活躍するビジネス思想家が示す、新しい人生のビジョン。みんなが足並みをそろえて教育、勤労、引退という3つのステージを生きた時代は終わった。では、どのように生き方、働き方を変えていくべきか。その一つの答えが本書にある。100歳時代の戦略的人生設計書。

 

 

MITのエリック・ブリニョルフソンとアンドリュー・マカフィーはこう指摘した。「コンピューターやその他のデジタル技術の進歩が人間の知的能力に及ぼす影響は・・・蒸気機関とそれに続く発明の数々が人間の筋力に及ぼした影響と同じだ」

 

 

もっと柔軟性をもって、将来に方向転換と再投資をおこなう覚悟をもっておくことだ。アメリカの小説家ポール・オースターはこう述べている。「あらゆる事態に備えていないということは、まったく備えがないのと同じだ」

 

 

お金が重要でないわけではない。無形の資産をお金で買うことはできないにしても、無形の資産に投資するためには、お金があり、経済的安定を実感している必要がある。健康維持のためにスポーツジムに入会したり、家族で休暇を楽しんだり、愛する人たちと余暇を過ごすゆとりを感じたりするには、お金をもっているほうがいい。また、お金が無形の資産を支えるだけでなく、無形の資産が金銭的資産づくりを支える面もある。この相互関係は非常に重要だ。100年ライフに備えるためには、二種類の資産のバランスを取ることが欠かせない。

 

 

科学会の考え方は変わりつつある。筋肉を鍛えるように、脳を繰り返し使用して訓練を積めば、機能を高めたり、ダメージからの回復を後押ししたりできるというのだ。逆に、使わなければ、脳は次第に衰えていく。

 

 

マルチステージの人生を生きるためには、これまで若者の特徴とされていた性質を生涯通して保ち続けなくてはならない。その要素とは、若さと柔軟性、遊びと即興、未知の活動に前向きな姿勢である。

 

 

社会学者のアンソニー・ギデンズはこう述べている。自分の人生を自分で決めれば、リスクは避けられない。多様な選択肢に向き合わなくてはならないからだ。このとき個人に求められるのは、必要ならば過去とほぼ決別し、既存の行動パターンが指針にならない新しい行動を検討する覚悟をもつことである。

 

 

見て見ぬふりしていた未来をみました。