bookmemo2017’s blog

読んだ本の記録

★-小さな習慣(スティーヴン・ガイズ (著), 田口 未和 (翻訳) )

★おすすめの本です。

 

小さな習慣とは、毎日これだけはやると決めて必ず実行する、本当にちょっとしたポジティブな行動。この方法を使えば、すべてのことは、習慣化し、目標を達成でき、夢を叶え、人生を変えることができる。何しろ「小さ過ぎて失敗しようがない」のですから。

 

 

ちいさすぎて、ばかばかしいと思う行動が、大きな結果を生み出す!

 

 

さっそくですが、小さな習慣をひとつ始めてみましょう。

この本を毎日最低2ページずつ、最後まで読み続けてください。

今度は、今すぐ自分の鼻を触ってみてください。

 

 

あなたが自分の鼻を触ったのは、そんなことやりたくないと思う気持ちよりも、やろうとするわずかな意思が勝ったからです。おめでとう!これであなたは小さな習慣を始める力があるとわかりました。

 

 

30分の運動は、私にとっては目の前に立ちはだかるエレベストでした。運動するという考え自体にまったく魅力が感じられません。私はひどい敗北感に襲われ、実際に敗北者でした。

私を勇気づかせたのは、単に30分の運動にかかる時間やそのための努力ではありません。自分が掲げるフィットネスの目標を達成するために、この先どれだけ多くの時間や努力が必要になるのだろうと思うと、そのあまりに大変な道のりに圧倒されてしまったのです。

 

 

30分の運動という目標を達成できないことにうんざりした私は、ついにこう思いました。もういい、とにかく1回だけ腕立て伏せをしよう。私は床に手をつき、1回腕立て伏せをしました。そして、それが私の生活をがらりと変える1回になったのです。

 

 

小さな習慣の基本は、こんなに簡単でいいの?と思うくらいの課題を自分に与え、それをほんのわずかな意志の力を使って実行するというものです。

 

 

デューク大学の研究によれば、私たちの行動の約45パーセントは習慣で成り立っているそうです。

 

 

辞典では習慣を「物事をする通常の方法、ある人が日常的に繰り返してする何かの行動」と定義しています。私の場合は、「あまりに簡単なので、しないよりするほうがいいと思える行動」と定義したいと思います。

 

 

自己啓発本ではすっきりおなじみのモチベーションですが、実は長期的にはまったく効果がありません。

 

 

こう考えてみてください。「モチベーションを上げる」方法を選ぶと、何かをするためのモチベーションが必要になるだけでなく、それは、ほかの何よりそれをしたいと思う強いモチベーションでなければなりません。たとえば運動をするのであれば、ポテトチップスを食べながらテレビを見たいと思う以上に、運動したいという気持ちが強くなければなりません。そう考えれば、この方法で成功する見込みが、”ときには”がいいところだというのも納得できるでしょう。

 

 

先に行動をとると、モチベーションがすぐにあとを追いかけてきます。

 

 

小さな習慣をごまかす方法はいくつかあります。まず、最もよくあるのは、「1日に腕立て伏せ1回」などの小さな習慣を選んでおきながら、こっそりもっと多くの回数を自分に求めることです。これだけは絶対にしないように、本当に注意してください。目標以上の成果を自分に課すたびに、それを達成するための意志の力が必要になるからです。

 

 

期待を小さくしておけば、もっとやりたくて仕方がなくなります。

 

 

あなたは運動をしたいと思っていますが、座り込んだまま、本当のところはやる気になれません。強い抵抗を感じます。あなたはどうしますか?このシナリオでは、あなたは自分のやりたいことをやるために脳をうまく説得できるのであれば、あえて脳と対決したくないと思っています。それなら、感じる抵抗が最小限になるまで、やるべき課題をどんどん小さくして脳に示しましょう。

そういう工夫で良い習慣が身につくのですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

逆説の法則(西成 活裕)

経済が縮小傾向にあると、人はつい短期的な思考に陥る。目先の利益を優先させるあまり技術の蓄積が疎かになり、次世代を支える長期プロジェクトも立てにくくなる。10年前に渋滞学を世に問うた数理物理学者が、「長期的思考」がいかに正しいかを多くのロジックで証明。ビジネスに応用できる「四つの逆説の法則」が企業を救う。

 

 

他人への親切は自分の将来のための投資、とも言える。私の周囲でも、特に人より裕福なわけではないが、他人のためにお土産を買ったり食事をご馳走したりするのが好きな人がいる。その人は確かに自分のお金をたくさん消費してしまうが、見ていると逆にそれ以上の様々なお返しをいろいろな人から受けて幸せそうである。イギリスの哲学者ジョン・ロックは、「もっとも気前のよい人は、いつも一番多く持つことになり、その上尊敬、称賛まで得るものである」と述べている。

 

 

様々な企業の制服を作る会社の話を聞いたのだが、営業戦略としてまず顧客企業の全社員分の制服を作り、1年間無料でそれを着ていただくのだそうだ。全員分の制服を作るコストはかなりのものであるが、それでも構わずに1年間もサービスをする。それだけ長期間着用すれば、皆が慣れて愛着も出てくるため、その後の契約も取りやすくなるのだそうだ。そのため長い目でみれば結局売り上げにつながり、今や業界では大手に成長している。

 

 

その損保会社は、どれぐらい説明をじっと聞き続けるとイライラしてくるかについて実験をしたそうだ。その結果、平均14分ということが分かり、説明は14分以内で終わらせる、ということを決めたのだ。そしてそのために必要事項を紙に書いてみたところ、ちょうどA3の大きさに紙1枚でまとめることができた。そうして営業回りしたところ、成約率がアップしたそうで、売りたいがための過剰説明を無くして逆に利益が向上した、という結果が得られたのだ。

 

無印良品で有名な良品計画が赤字で苦しんでいた時に作り上げた、ムジグラムという社内マニュアルが有名である。ここには様々な仕事の進め方やその意味などが詳細に記されており、それを社員が共有することで一気通貫の組織になれたのだ。その後見事に経営再建に成功し、今や海外展開も好調で黒字街道まっしぐらである。つまり「目的」「期間」「立場」を組織で共有化することが何より大事で、山田先生の言葉を借りれば、「改善は知識よりも意識」なのである。

 

 

「レスポンシブルカンパニー」には自然の役割について興味深い記述があった。それは世界の食糧生産のうち3分の1は、虫や動物の受粉に頼っているそうだ。この動物たちの無償の協力で食糧生産が成り立っているのだが、もしも環境破壊によって受粉が思うようにできなくなったら、誰がそのコストを負担するのだろうか。

 

 

全体を部分に分け、その部分ごとに個別対応していく方が多くの場合で効率が良くなるのだ。これはランチェスターの法則と言われており、もともとは軍事戦略の中で研究されてきたものである。敵をすべてまとめて狙うのではなく、うまく部分に分割し、まずはその一つの部分だけを集中して狙っていく方が、結局は有利に戦うことができる、ということが数学的に証明できるのだ。

 

 

無理な成長は必ず組織のどこかにひずみを生んでしまうため、短命になりがちである。これを伊都食品工業の塚超寛会長は年輪経営と呼び、少しずつ会社を成長させることを唱えている。そのおかげで操業以来48年連続増収増益となっており、今や世界のトヨタ自動車もこの年輪経営に注目しているのだ。

 

 

京セラでは、小組織はアメーバと呼ばれ、このアメーバごとに独立採算にして自主性を重んじる。そして全従業員がこのアメーバという小単位を通じて、会社の経営に共同で参画しているという実感を持つことができるのだ。また、組織を細分化できるときは、多少のコスト増になっても分割していくべきである、と稲盛氏は主張している。これにより、分割された事業がまた伸びていく可能性があり、そうなれば長い目でみてそのコスト増を上回る採算になることができるのだ。

人類学者のロビン・ダンバーは、人が安定して関係を保てる人数の上限として、ダンバー数と呼ばれている150人を提案している。そしてマイクロソフトインテルも、建物一棟あたりの社員数を150人までとしているそうだ。

 

 

期間設定を長くとれば失敗は無駄にならず、やはり「負けるが勝ち」なのだ。グーグルは「賢く失敗せよ」という標語を社内で掲げており、これは皆にリスクを取ってほしいというメッセージである。そうでなければ革新的なアイデアは生まれてこない、ということで、社内に失敗を許容する風土を構築しているのだ。

 

 

ある提案を議論する際に、ただ単に会議で報告を受けて皆で考える、というものではなく、全員をまず賛成派グループと反対派グループのどちらかに機械的に振り分け、相手を論破していく議論をする。次にその賛成派と反対派を入れ替え、また相手を論破する勝負をするのである。その際に、自分の真意は賛成でも反対でもどちらでもよい。とにかく割り振られた立場で徹底的に相手を論破する議論を展開していくのだ。これをすることで、両方の立場の真意が自然に理解できるようになり、また様々な盲点にも気づくようになる。その後に採決をすれば、より納得のいく、そして正しい方向に向いた結論が下せるようになるだろう。これは特にある提案に対して意見が割れている時ほど効果的で、このロールプレイングによって組織内での対立が解消したという事例もあるのだ。

 

 

教育の最大のポイントは、T型人間の育成である。Tの縦棒は、専門性を持つことで深く掘り下げることの出来る能力を意味し、横棒は周辺分野を幅広く知っていることを意味している。私の好きな言葉に、「一つしか知らない人は、何も知らない人である」というものがあるが、多方面から見ることができる目を持つ人物こそ社会で活躍できる人なのである。

 

 

先日ある経営者に聞いたのだが、通常は一つの事業は持ってせいぜい7年だそうだ。その内訳だが、はじめの2年は立ち上げで苦労し、中3年間のみ利益が出て、そして最後の2年はライバルとの消耗戦になるのだ。

 多くの事業が必要ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

人生を変えるレッスン(著者:ラファエル・ジョルダノ  訳者:河野 彩)

 

仏で50万部超、パリジェンヌを魅了した話題作が日本上陸!
 

カミーユは、38歳と3か月、すべてが順風満帆、幸せ一杯に見えた。愛する夫と子供、安定した仕事、居心地のよい家、そして親友たち……。しかし嵐が吹き荒れる金曜の夜、パリ郊外からの帰宅途中、車の事故で帰れなくなってしまう。助けを求めた近隣の家から夫に電話をかけるが、そっけない返事に涙があふれてくる。そう、一見幸せそうな彼女の人生は表面的なもので、実は夢見ていたものからほど遠かったのだ。助けてくれたルーティン学者のクロードは、自分の考案したレッスンを受けてみないかと言う。そして、それは、信じられないほど効果がある、思いもよらないメソッドだった……。
読み進めるうちに「何でもうまくいく秘訣」が身につく。20か国以上で読まれている大ベストセラー、フランス発の自己啓発小説が、ついに刊行。

 

「あなたは、今、幸せですか?」
20か国以上で読まれている自己啓発小説がついに日本上陸です。幸せなはずなのに幸せを感じられないカミーユがルーティン学者のクロードのレッスンを通して自分を取り戻し、本当の幸せを獲得していくというフィクションです。この小説には幸せになるための具体的なエクササイズが書かれています。小説を楽しみながら、そのエクササイズを実践してみれば、あなたも幸せをつかめること間違いなし!

 

 

「幸せの復活」は雨の夜のルーティン学者との出会いから始まった。

 

 

クロードは一瞬話を続けるのをためらった。これから話すことを私が受け入れられるかどうか、見極めようとしているみたいだった。受け入れられると思ったのだろう。しばらくすると、大事なことを打ち明けるような口調でこう言った。

「きみはきっと、深刻なルーティン症候群に苦しんでいるんだ」

「なんですって?」

「ルーティン症候群だよ。世界じゅうの人、とりわけ先進国の人たちの心をむしばんでいるものだ。症状はどこでもだいたい同じ。やる気が出ない、慢性的に憂鬱な気分、人生の目標を見失う、方向感覚がなくなる、物質的には恵まれているのに幸せを感じられない、失望感や倦怠感を覚えるとかね・・・」

「でも・・・どうしてそんなことがわかるの?」

「それは、私がルーティン学者だからだよ」

 

 

人生の決定的な変化は、小さなこと、一見取るに足りないように見えるものを変えることから始まるんだ。私のアドバイスがごく当たり前だと思うときもあるかもしれない・・・。間違えないでほしいんだが、難しい課題を一度でクリアしろというんじゃないよ。毎日、変わろうと努力することが大切だ。我々は日々の繰り返しによってできている。

 

 

変化とは、内側からしか開かないドアのようなものである。

 

 

内側と外側の両方を徹底的に掃除する事。まず内側の掃除だ。いまの生活で自分にとって毒素となる有害なもの、人間関係や日々の暮らしを凝り固まらせていまうものをすべて見つけることだ。名づけて「人間のエコロジー計画」。同時に外側の掃除もしよう。少なくとも十個はいらないものを捨てて、片付け、選別して、ありとあらゆる手段を使って家のなかを快適にしていく。

 

 

毎晩、私は散らかった部屋を片づけていった。家具の裏の見たくなかったものを見つけ出し、見もしなかった部屋の隅も片づけて、なかなか捨てられなかったものを処分する。しつこいほこりも、洗面台の汚い髪の毛やがんこな石灰質の汚れも、面倒な目地の汚れにもさよならだ。休みなく、徹底的に続けていくと効果は絶大だった。一週間後には、家はほとんどモデルルームのようになっていた。私は有頂天だった。

 

 

いいサイクル

ポジティブ思考、ポジティブに行動する。→活動的な姿勢(背筋が伸びる、上を向く、微笑む)→熱意、興奮、他人とよく会話する→自分の体や見た目を気づかう余裕が生まれる(きちんと食事する、体を動かす、楽しむ)→自己評価が高くなる、「自分は存在価値がある、幸せになるびき人間だ」と思う→他人に心を開く、チャンスを手に入れる、人と交流する、くじけても立ち直れるようになる→クリエイティブになる、どんな事態に陥っても建設的になれる、解決策を見出せる→成功する、決められた目標を達成できる

 

 

あらゆる変化は、現状のままでいつづけるためではなく、未知のものになるためにある。

 

 

ネズミを育てるのはおしまいだよ。ネズミというのは、きみのなかにある恐怖や、コンプレックスや、信じるべきではないのに信じてしまっているもののこと。そういったものは、きみのなかで文句を言ったり、被害者ぶったりするのが大好きなんだ。無意識のうちにそういうネズミを大きく育てるのはやめなさい」

 

 

笑顔は電気よりも安いが電気と同じくらいの光を与えてくれる。

 

 

「毎日トレーニングするんだよ。暇ができたらそのたびに心を落ち着けて座り、全身、特に顎の力を抜き、口を少し開く。呼吸を意識し、できるだけリラックスして、体が変わっていく様子を感じるんだ。体内をマッサージするような気分で、一回一回大切に呼吸する。呼吸は私たちの命を育んでくれるものだからね。その瞬間、内なる笑顔を感じることができる。深い安らぎを感じ、力を抜いて心地よい静けさに身を任せる。血のめぐりとともに、体内で一つひとつ花が開いていく感じとでもいおうか」

 

 

 

ー賢者たるあなたにぜひ教えていただきたい。あなたの頭のなかはいったいどうなっているのでしょう?

賢者の教えは意外なものだった。

ー私の頭のなかには、黒と白の二匹の犬がいます。黒い犬は、憎しみと怒りと悲観を表す犬。白い犬は愛情と寛大さを表わす楽観的な犬です。その二匹が頭のなかで戦っているのです。

ー犬が二匹?戦っているですって?

ーええ、ほとんどいつもね。

ーそれでどっちが勝つんです?

ー私が多くえさをやったほうですよ。

 

 

夢を持ちなさい。そうすれば、現実のほうから微笑みかけてくれるから!

 ここ数年夢もってませんでした。夢を持ちます。